2015年9月14日月曜日

ヘッドアップ【伊藤大介】

9月に入り、夜になると涼しい気候になってきました。
良い準備を怠らずに体調を管理できるように気をつけていきましょう。

さて本題です。
最近、様々な場所で指導している中で共通の想いを抱くことが多くあります。

それは「気づき」です。(やはり)

西野代表ともそういった話をする機会が日に日に増えています。

AFCの選手だけでなく、スクールなどで指導させてもらっている子たちにも、こちらが大切だと想っていることをいかにして気づかせることができるか。
常にそのことを考えて、アプローチを工夫し、チャレンジを繰り返しています。

身体的、技術的、理解力、集中力、認知、判断、決断、実行、
様々な部分において、様々なレベルの選手がいますが、どのレベルの選手にも「気づいて欲しいこと」があります。

中身は異なるかもしれませんが、結局は本人がどのように感じることができ、消化・昇華することができるかが一番大切だと考えています。

トレーニンググループの中で、自分よりもレベルが下(と勝手に決め込んで)をみて安心感を持ってそのグループの中に居る選手がいるように感じることがあります。
実際に下かどうかは別にしても、その姿勢が下を向いているようでは当然ながら上へステップアップしていくことなど到底叶うわけがありません。

もちろんそこで自信を獲得することが可能な場合もありますが、下をみて得た自信などはもちろん脆く、簡単に失われてしまうと思います。
やはり上をみて、果敢にチャレンジして得た自信こそ本物の自信となります。

つまり、取り組む姿勢は(当たり前ですが)、上(前)を向いている方が良いわけです。
そんな状況を作り出すことを日々意識していますが、まだまだ下を向いてピッチに立っている選手がいることも事実です

サッカーのプレーでも、ピッチに立つ姿勢でも、そして生活面や勉強面においても、顔を上げて、判断・決断し、勇敢にチャレンジしていける選手になって欲しいと思います。
そういう大切なことに、どのように気づかせることができるか、指導者冥利に尽きますが、こんなに忍耐や工夫が必要なチャレンジを許される現場に立てていることに感謝しています。

もちろんこの恩は、選手への情熱、選手を変えることで返します。

伊藤 大介


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